皮膚の病気について

皆さまこんにちは
だいぶ過ごしやすくなってきましたが、夏の疲れからでしょうか
最近じんましんの患者さんが増えています。
今回はじんましんについてお話したいと思います。
  
1、じんましんってどんな病気?
  じんましんは、皮膚の一部が突然かゆみとともに赤くなって盛り上り、
  しばらくすると消える、といった症状を繰り返す病気です。
  最初の症状が出始めてから一か月以内のものを急性じんましん、
  それ以上続くものを慢性じんましんといいます。

(じんましんの症状)
 ○ムズムズ、チクチクかゆい(ピリピリ痛いこともある)
 ○皮膚が赤くなる(紅斑)
 ○皮膚が盛り上がる(膨疹)
  このような症状が突然あらわれては消え、別の部分であらわれるという
  ことを繰り返します。

2、じんましんの原因は?
  じんましんの原因としては、身の回りのさまざまなものが考えられ、
  よく知られている食べ物以外にも、薬、ストレス、発汗などもじんましん
  を引き起こすことがあります。また原因を特定できないこともあります。

(じんましんの原因になるもの)
 食べ物→サバ、マグロ、エビ、カニなどの魚介類、肉類、卵、乳製品

 小麦などの穀類、野菜、防腐剤や人工色素などの食品添加物など

 薬→抗生物質、解熱鎮痛剤などの他の病気の治療薬

 植物・昆虫→イラクサ、ゴム、ハチなど

 感染→細菌、ウイルス、寄生虫など

 ストレス→身体的ストレス、精神的ストレス

 物理的な刺激→皮膚のこすれ、圧迫、寒冷、日光、温熱など

 発汗→運動や入浴、緊張などによるもの

 内臓・全身性の病気→血液疾患、膠原病など
 
  
3、つらい症状はなぜ起こるの?
  じんましんの症状には、ヒスタミンという物質が関わっています。
  何らかの原因で皮膚の肥満細胞からヒスタミンが放出されると、
  神経や毛細血管を刺激して、かゆみや赤み、腫れを引き起こすのです。

(じんましんの症状の起こり方)
 ①何らかの原因により皮膚の肥満細胞からヒスタミンが放出される
 ②ヒスタミンが神経を刺激し、皮膚のかゆみが起こる
 ③ヒスタミンが毛細血管を刺激し、皮膚の赤みや腫れが起こる

4、じんましんで行なわれる主な治療
 ●原因を取り除く
  原因をとり除いたり、避けるようにします(他の病気の治療薬が原因に
  なっていることもあります)。
 ●抗ヒスタミン薬
  皮膚でのヒスタミンのはたらきをブロックし、かゆみや赤み・腫れを
  軽くします。

じんましんの薬によるパフォーマンス(運転 、スポーツ、 勉強など)の低下をご存知ですか?
抗ヒスタミン薬は、脳に移行すると脳のヒスタミンのはたらきをブロックし、
眠気を感じていなくてもパフォーマンスを低下させていることがあります。
これをインぺアード・パフォーマンスといい、様々な日常生活に影響が
でることがあります。なお、脳に移行しにくい抗ヒスタミン薬もありますので、気になる方は医師または薬剤師に相談しましょう。 
                        

                                      スタッフ hirahata

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