皮膚の病気について

皆さまこんにちは
秋も深まり肌寒くなって来ましたね。
通勤途中、どこからともなく漂ってくる、金木犀の香りが心地良い気分にさせてくれます。

さて、今回はこれからの季節に気になるカサカサ肌についてお話したいと思います。
手や足、かかと、腕、腰などの皮膚がカサカサしたり、粉をふいたようになっていませんか?
このような状態の皮膚を「ドライスキン」といいます。

皮膚のうるおいは、角質層にある3つの保湿成分によって保たれています。

①皮脂膜 :皮膚からの水分の蒸発を防ぐ。

②角質細胞間脂質(セラミドなど):水分を保持する。

③天然保湿因子:水分を保持する。角質に柔らかさを与える。

これらの成分が減少することで失われます。また、空気が乾燥したり、発汗量が減少すること、
あるいは誤った入浴習慣などで、皮膚の乾燥が助長されます。
乾燥した皮膚は、非常に敏感で炎症や痒みを引き起こしやすく、掻くことによって、症状がますます
悪化し、湿疹になってしまいます。
保湿剤は、皮膚の水分が逃げないように‘ふた‘をしたり、皮膚に水分を与えたりする役割をもって
います。

(保湿剤の塗り方)
※手を洗って、清潔にしてから保湿剤によるスキンケアを始めましょう。

成人
●入浴後5分以内に塗るのが効果的です。
●手のひらをつかってやさしく丁寧に塗りましょう。
●水や化粧水で湿らせておくと効果的です。
●季節に関係なく続けることが大切です。
●保湿薬は寒い時期は硬くなるので温めましょう。

小児
●保湿剤はムラなく塗りましょう。
●マッサージするようにやさしく塗りましょう。
●くびれなども塗り残しのないようにしましょう。

※保湿剤には、様々な種類があります。
 季節ごとに使用する種類を変えると良いでしょう。
 また、お子様が嫌がらないものを選ぶことも重要です。

(使用量の目安)
軟膏やクリームは、人差し指の先から第一関節まで伸ばした量、
ローションタイプの場合は、1円玉大の量が約0.5gです。
この量で、およそ手の面積2枚分に塗れます。
ティッシュが皮膚に付く、または皮膚がテカる程度も目安になります。


(ドライスキンの予防)
清潔
〇長湯と熱いお湯での入浴は避ける。
〇手や木綿製のタオルでやさしく洗う。

乾燥防止
〇石けんやシャンプーは、洗浄力の強いものや使い過ぎを避ける。
〇入浴後は、タオルなどでやさしく押さえるようにふき、保湿剤をきっちり塗る。
〇エアコン使用時には加湿器をつける。

痒み防止
〇肌着や衣類は刺激の少ない木綿製がおすすめ。
〇飲酒や香辛料を控える。

その他
〇爪は短く切り、なるべく掻かないようにする。

※保湿剤によるスキンケアは季節に関係なく、年間を通じて続けることが必要です。
  正しいスキンケアで皮膚を守りましょう。
 お肌が敏感な方や、何を使ったらよいか分からない方は、お気軽に医師にご相談
 下さい。
 

                                           
スタッフ hirahata 

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