皮膚の病気について

皆さまこんにちは

あたりでは、若葉が芽吹き始め可愛い花々もあちこちで見かけるように

なりましたよね。私は一年の中でこの新緑の時期が一番好きです

これから大型連休もやってくるので、皆さまも楽しい計画など立てていることと思います。

それでは今月の花から

ポピーの花

花言葉は陽気で優しい、思いやり

種類:ケシ科

原産地:シベリア、中国

ポピーは別名 ひなげし、芥子(けし)、虞美人草(ぐびじんそう)、アマポーラ、コクリコなど

沢山の名前があります。

(名前の由来)

ポピー:ラテン語でpapa(幼児に与えるお粥)が語源。
    
     催眠作用がある。乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来。
    
    薄くシワのある花弁が紙のパピルスに似ていることが由来ともいわれている。

ひなげし:ひなとは小さい、かわいいの意味
      
      げしは芥子(けし)とも書き、芥子の花の中でも小型な花のことから
      
      このような字がつけられた。
      
虞美人草:中国歴史上の絶世の美女である虞美人のお花に咲いたことから名づけられた。
(ぐびじんそう)

       アマポーラはスペイン、コクリコはフランス語です。

蕾の時はくねっと曲がっていて、花が咲くとピーンと伸び、花弁が透けて見えるぐらい

薄いので、風にユラユラと揺れる様がなんとも可愛らしいですよね


それでは前回に引き続き、かゆみを引き起こす皮膚疾患についてお話します。

(じんましん)

じんましんは、皮膚の一部が突然蚊に刺されたように赤く盛り上がり、しばらくすると消える

という症状を体のあちこちで繰り返します。多くの場合強いかゆみがあります。

身の回りのあらゆるものが原因になり得ますが、じんましんの70%は原因を特定できない、

いわゆる「特発性のじんましん」であると言われています。

じんましんの原因に成り得るもの

●食べ物(魚介類、肉類、卵、乳製品、穀類、食品添加物など)

●薬(抗生物質、解熱鎮痛剤など)

●植物・昆虫(イラクサ、ゴム、ハチなど)

●感染症(細菌、ウイルス、寄生虫など)

●物理的刺激(こすれ、圧迫、寒冷、日光、温熱など)

●その他(運動、発汗、ストレスなど)

(アトピー性皮膚炎)

アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみの強い湿疹ができ、それがよくなったり悪くなったりを

繰り返します。特徴的な症状は、年齢によって変化していくのが特徴です。

アトピー性皮膚炎はアトピー体質の人の皮膚に、環境的な要因が加わることで起こると

考えられています。  

アトピー体質

アレルギー体質(アレルギーを起こしやすい体質) 

敏感肌体質(皮膚が乾燥し、バリア機能が低下しやすい体質)  
   

   +

環境的な要因

アレルゲン(ダニやハウスダスト、食べ物など) 

皮膚への刺激(乾燥、汗、ひっかきなど)  

(皮膚そうよう症)

皮膚そうよう症は、皮膚に発疹がないにもかかわらず、強いかゆみが出てくるもので、

高齢者に多いのが特徴です。

ほとんどは、冬場など皮膚が乾燥することによって起こるものですが、糖尿病などの内臓疾患や

薬剤、食品などが原因になることもあります。

(虫による皮膚炎)

虫に刺されたり、咬まれたり、また毒をもつ虫に触ることによって皮膚炎がおこることがあり、

その多くはかゆみをともないます。

原因として身の周りにいるさまざまな虫が考えられ、屋外だけではなく、室内にひそんでいる

虫にも注意が必要です。

皮膚炎を引き起こす主な虫

室内や家の周りにいる虫(チャドクガ、ネコノミ、カ、イエダニ、ムカデ)

屋外にいる虫(ブユ類、アブ類、カ、ハチ類、マダニ類)

皮膚疾患によるかゆみに使われる主な薬

●塗り薬:皮膚の乾燥には保湿剤、湿疹などの炎症症状にはステロイド外用薬などが使われ
 
 ます。 また、アトピー性皮膚炎の場合はタクロリムス水和物軟膏が使われることもあります。

●飲み薬:かゆみを引き起こしているヒスタミンのはたらきをブロックし、かゆみをおさえる
 
抗ヒスタミン薬が使われます。

自分でできるかゆみ対策

(スキンケア対策)

○汗や汚れはシャワーで洗い流す

○からだは、刺激の少ない石けんを使ってこすらず手でやさしく洗う

○熱いお湯での長湯はさける

○必要に応じて入浴後にすぐ保湿

○日焼け止めなどの紫外線の刺激を防ぐ

(住環境対策)

○部屋をこまめに掃除し、ダニやカビなどをとり除く

○エアコンや暖房器具の使いすぎに注意
 
 乾燥しやすい冬季などは加湿器を利用して部屋の湿度を保つ

(その他の日常生活での工夫)

○衣服も刺激の少ない綿素材のものに

○かゆいときは、冷たいタオルなどで冷やす

前でお話しましたが、皮膚疾患によるかゆみに使われる主な薬に

皮膚の乾燥に保湿剤、湿疹などの炎症症状にはステロイド外用薬、かゆみをおさえる

抗ヒスタミンなどが使われます。この抗ヒスタミン薬の中には、脳に移行し、

眠気や、知らず知らずのうちに集中力や判断力、作業能力が低下した状態

(インペアード・パフォーマンス)
をおこすものがあり、これは気づきにくい能力ダウンとも

言われます。

 インペアード・パフォーマンスを防ぐにはどうすればいいの?

 脳に移行しにくい抗ヒスタミン薬はインペアード・パフォーマンスをきたしにくいと考えられてい

  ます。皮膚のかゆみはきちんとおさえて、脳に移行しにくい抗ヒスタミン薬もありますので、

  まずは医師または薬剤師に相談しましょう

                                       スタッフhirahata






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