男性型脱毛症(AGA)の治療
皆様こんにちは
ニュースなどでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、この度
日本皮膚科学会で男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)が策定
されましたので、詳しくお話したいと思います。
男性型脱毛症(AGA)とは男性に最も多くみられる脱毛症です。
他の脱毛症と異なり、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪がうすくなり、進行していくのが特徴です。日本人の場合には20歳代後半から30歳代に
かけて目立ちはじめ徐々に進行して、40歳以降に完成されます。
最近になり、有効な外用、内服の育毛剤が開発され、皮膚科の診療でも
積極的に使用されるようになってきました。
しかし、それでもなお、皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に
基づかない治療法が社会的に横行し、無効な治療法を漫然と続ける
患者さんが少なくありません。
そのため、このような現状の中で、科学的根拠に基づいた情報を選び出し、男性型脱毛症(AGA)の診療ガイドラインを作成することは、医師、患者さんの双方にとって標準的治療法を促進するために重要であると考えられたようです。
このガイドラインでは様々な治療法に対して推奨度を以下のように決定しています。
A 行うよう強く勧められる
B 行うよう勧められる
C1 行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない
C2 根拠がないので勧められない
D 行わないよう勧められる
そして、当院で行っているプロペシアの治療は男性型脱毛症については
推奨度Aとなっています。
今まで悩んでいらっしゃった方も、この機会に是非治療をはじめてみては
いかがでしょうか?
(なお、プロペシアは保険適応ではございませんので、ご了承ください。)
院長 村山
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AGA(男性型脱毛症)について
http://blog.livedoor.jp/hatsuki_clinic/archives/259278.html