手荒れのお話
皆さまこんにちは
今年もあとわずかとなりましたが、やり残したことはありませんか?
さて、本日は最近当クリニックでも多くみられる、手荒れについてお話したいと思います。
(どうして手あれになるのでしょう)
一般に、皮膚のうるおい(水分量)は皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質という3つの物質
によって一定に保たれています。
手、指では皮脂腺(皮脂を分泌する)が少なく、そのため皮脂腺も薄くなっています。
そのかわり角質層が厚くなっていて、保護する役目を果たしています。
その角質層も、石けんや洗剤などを使って頻繁に水仕事をしたり、指先をよく使ったりしたあとに
お手入れをしないで放っておくと、水分が失われやすくなります。
そこへ、さらに指先に様々なものの摩擦刺激が加わると、厚い角質層は弾力性を失い、
ひび割れてしまいます。ですから、手への刺激を少なくするような、普段からの心がけが必要です。
(手荒れの進行)
はじまり
親指、人差し指を中心に指先に軽い角化(硬くなる)、乾燥、指紋の消失が見られます。
進行すると・・・
ほとんど全部の指に広がり、乾燥、落屑(はがれ落ちる)がみられます。
手のひらにも拡大してきます。
さらに進行すると・・・
赤みや痒みも伴ってきて、小さな水ぶくれやひび割れもみられ、手荒れから手湿疹の状態
にまで進んでいます。
(手荒れになりやす人)
主婦、美容師、飲食店員、銀行員などによくみられます。
これは、水仕事をよくしたり、紙幣を扱ったりするために、繰り返し指先に刺激が加わって
起こるものと考えられています。
また小児期にアトピー性皮膚炎を患っていた人に多いことから、
もともと外からの刺激に弱い皮膚の持ち主に起こりやすいようです。
(日常生活で心がけること)
①お薬を正しく使いましょう
皮膚のうるおいを与えるぬり薬、また、かゆみや湿疹を抑える塗り薬や飲み薬などがあります。
お薬は医師の指示をよく守り、正しく使いましょう。
②刺激を避ける
木綿の手袋などを着用して、指先を直接刺激しないようにしましょう。
また、水仕事の際はその上からゴム手袋などを着用して、直接洗剤が触れないようにしましょう。
③手を大切に
手を洗いすぎるのはよくありません。炊事、洗濯などの仕事を減らす工夫をし、できるだけ手に
負担をかけないようにしましょう。
④手を洗いすぎない
何度も手を洗うと症状が悪化してします。手の洗いすぎには注意し、洗ったあとには、皮膚に
うるおいを与えるぬり薬をぬりましょう。
⑤油断は大敵
症状が軽くなったからといって油断は大敵です。
再発しない為にも、手に刺激となるものは避ける、手を洗いすぎない、手を洗ったあとには
皮膚にうるおいを与える薬をぬるなど普段からの心がけが大切です。
※これから年末にかけて大掃除など手を使う事が多くなります。
上記で述べたことを心がけ、外からの刺激からお肌を守りましょう。
スタッフhirahata
今年もあとわずかとなりましたが、やり残したことはありませんか?
さて、本日は最近当クリニックでも多くみられる、手荒れについてお話したいと思います。
(どうして手あれになるのでしょう)
一般に、皮膚のうるおい(水分量)は皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質という3つの物質
によって一定に保たれています。
手、指では皮脂腺(皮脂を分泌する)が少なく、そのため皮脂腺も薄くなっています。
そのかわり角質層が厚くなっていて、保護する役目を果たしています。
その角質層も、石けんや洗剤などを使って頻繁に水仕事をしたり、指先をよく使ったりしたあとに
お手入れをしないで放っておくと、水分が失われやすくなります。
そこへ、さらに指先に様々なものの摩擦刺激が加わると、厚い角質層は弾力性を失い、
ひび割れてしまいます。ですから、手への刺激を少なくするような、普段からの心がけが必要です。
(手荒れの進行)
はじまり
親指、人差し指を中心に指先に軽い角化(硬くなる)、乾燥、指紋の消失が見られます。
進行すると・・・
ほとんど全部の指に広がり、乾燥、落屑(はがれ落ちる)がみられます。
手のひらにも拡大してきます。
さらに進行すると・・・
赤みや痒みも伴ってきて、小さな水ぶくれやひび割れもみられ、手荒れから手湿疹の状態
にまで進んでいます。
(手荒れになりやす人)
主婦、美容師、飲食店員、銀行員などによくみられます。
これは、水仕事をよくしたり、紙幣を扱ったりするために、繰り返し指先に刺激が加わって
起こるものと考えられています。
また小児期にアトピー性皮膚炎を患っていた人に多いことから、
もともと外からの刺激に弱い皮膚の持ち主に起こりやすいようです。
(日常生活で心がけること)
①お薬を正しく使いましょう
皮膚のうるおいを与えるぬり薬、また、かゆみや湿疹を抑える塗り薬や飲み薬などがあります。
お薬は医師の指示をよく守り、正しく使いましょう。
②刺激を避ける
木綿の手袋などを着用して、指先を直接刺激しないようにしましょう。
また、水仕事の際はその上からゴム手袋などを着用して、直接洗剤が触れないようにしましょう。
③手を大切に
手を洗いすぎるのはよくありません。炊事、洗濯などの仕事を減らす工夫をし、できるだけ手に
負担をかけないようにしましょう。
④手を洗いすぎない
何度も手を洗うと症状が悪化してします。手の洗いすぎには注意し、洗ったあとには、皮膚に
うるおいを与えるぬり薬をぬりましょう。
⑤油断は大敵
症状が軽くなったからといって油断は大敵です。
再発しない為にも、手に刺激となるものは避ける、手を洗いすぎない、手を洗ったあとには
皮膚にうるおいを与える薬をぬるなど普段からの心がけが大切です。
※これから年末にかけて大掃除など手を使う事が多くなります。
上記で述べたことを心がけ、外からの刺激からお肌を守りましょう。
スタッフhirahata