皮膚の病気について

皆さまこんにちは
本日は、にきび(尋常性痤瘡)についてお話したいと思います。

皮脂腺では、皮脂が常につくられています。
皮脂は、毛穴を通って分泌され、皮脂腺を形成して肌の表面を覆い、
肌を健康な状態に保ちます。

にきびは毛穴に皮脂がたまってできるのですが、思春期のにきびは
性ホルモンの働きが活発になり、皮脂の分泌が増加してでき、
20歳代以降にできる大人のにきびには、様々な原因があります。
 
 まずは、にきびの進行と状態をお話しましょう。

 (にきびの前段階)     微小面ぽう=毛穴が狭くなる

 (炎症のないにきび)    面ぽう=毛穴がつまり、白にきび、黒にきびと     
                        言われる
 
 (炎症をおこしたにきび)  紅色丘疹=赤くもりあがる 
                               膿疱=膿がたまる

 次に、治療についてお話しましょう。

 1 外用レチノイド薬※ディフェリンゲル
    角層を薄くして、毛穴のつまりを取りのぞきます。

 2 外用抗菌薬
   内服抗菌薬

 3 その他
    
       内服ビタミン剤(B2、B6、C)
     皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。

     ケミカルピーリング(保険適応外)
           角層を剥がして、古い角質や角栓を除去し、
     面ぽうを改善します。(
当院でも行なっております)
 
(※ディフェリンゲル)日本初の外用レチノイド 保険適応のにきび治療薬
              にきびの前段階である微小面ぽうと面ぽうの形成を                                                        抑制し、その後進行してできる炎症性皮疹も減少さ 
              せます。
        
                   注意点:使い方や副作用について充分に理解した上で治療                                                                        
              を開始する必要があります。
 

最後に、にきびを悪化させないライフスタイルについてお話しましょう。


●食事
       1日3回の規則正しい食生活を心がけ、間食は避けましょう。
 
●頭髪
       自宅にいる間は、額やあごに頭髪が触れないように、ヘアピン            
       やヘアバンドで前髪を上げ、髪をまとめましょう。


●入浴・シャワー
       毎日の入浴、シャワーで肌を清潔に保ちましょう。
       顔だけではなく胸元や背中にもできることがあります。
       リンスやトリートメントなどが首元や背中に残らないように、
       洗髪後に顔や身体を洗いましょう。  
       

●睡眠
       睡眠不足は体調不良の原因になり、にきびの悪化につながり 
                ますので、十分な睡眠を取りましょう。

●ストレス
      ストレスや疲れをためないよう、趣味や適度な運動、自分なりの          
      リラックス法でストレスの少ない生活を送りましょう。


   ※
当院では、にきび外来を行なっております。
    
洗顔や保湿のスキンケア指導も行なっておりますので、
    お気軽にご相談ください。   

                                    
           スタッフ hirahata
        

皮膚の病気について

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